完成物件を見るのはもちろん嬉しい。
さらに嬉しいのはリピートで案件をいただけた時
住宅事業部営業二課 主任牧野 隆
※所属部署等に関しては取材時のものになり、現在の所属と異なる場合がございます。
INTERVIEW
法人請負をメインに担当
請負部門において「法人請負」をメインに担当しています。
具体的には、施工部門を持たない企業(不動産会社、工務店、設計事務所)が仕入れた土地に施工する建物請負、資産運用・土地の有効活用をお考えのオーナー様からの賃貸戸建・アパートの建物請負などです。つまり、クライアント様ご自身がご入居されるわけではなく、事業として販売・賃貸することを目的とした建物の設計・施工を請け負うわけです。
お引き渡しまでのおおまかな流れは、「企画提案→受注→着工→お引き渡し」となり、まずは契約獲得のための企画提案をします。すでに土地は仕入れ済みでクライアント様側でプランも用意されており、そのプランに沿って仕様や価格面での提案をする場合や、購入「予定」の土地に対して「区割り・間取り・価格」等、プラン全般の企画提案をする場合などがあります。
事業として販売・賃貸するための物件ですから、どなたにでも好まれるようなベーシックなデザイン性と、ワンポイント「売り」になるような…例えば、ウォークスルーのクローゼット(通り抜けができるタイプのクローゼットで生活動線上に設ける)や土間収納などをつけたプランをご提案することが多いですね。
また、クライアント様が利潤を得るためには価格面も重要な要素になるので、グループ一括仕入れによってコストを抑えた提案ができるのも大きなアピールポイントになってきます。
もちろん、企画提案させていただいても、結果的にクライアント様が土地購入まで至らない場合や、同時に提案していた競合他社がいる場合など様々な要因から受注いただけない場合も多くあります。安定的な契約件数を確保するためには、企業の掘り起しや新規開拓とあわせて、受注を受けるための企画提案も相当数こなす必要があるということです。
膨大な仕事量をコントロール
そういった「契約を獲得するため」の業務とあわせて、「契約に至った」案件の対応もしていかなくてはいけません。担当営業として並行して抱える案件は平均6-7案件。多い時は10案件程度に及ぶこともあります。
ここで大事になってくるのは、工程段階の異なる複数案件のスケジュールのコントロールです。クライアントや設計・施工との打ち合わせ、役所調査、現場まわり…やらなくてはいけないことは多岐に及びますし、担当エリアは広範囲に及ぶので物理的に移動時間もとられます。
限られた時間の中で業務をこなしていくためには、緊急かつ重要なものを判断して優先順位をつけ「段取り」を整える能力が必要になってきます。
嬉しいのはリピートで案件をいただけた時
完成した物件を見るのはもちろん嬉しいですが、さらに嬉しいのはリピートで案件をいただけた時。
個人のお客様だと「住宅」という性格上なかなか「またお願いします」とはならないと思うのですが、法人様だと再度のご指名をいただけることがあるんです。「クライアント様にご満足いただける “売れる商品” “すぐに借り手のつく商品” をご提案できたんだな、またご満足いただこう!」とモチベーションも上がりますよね。
東栄住宅の良いところ
職場の雰囲気はいいですね。請負部門の中に設計・施工課があるので部としての目標を共有し、細かな部分も相談に乗ってもらいやすい環境です。クライアント様からは色々なご要望を受けますので頭から「できない」とはならずに専門部署に前向きに検討してもらえるというのは心強いんです。もちろん、上司をはじめ周囲からのアドバイスも多く得られます。
また、会社としての姿勢もとても「真面目」。常に今よりも良くしていこうと前向きに取り組んでいく社風がありますよね。
印象に残っている仕事
担当した大規模開発現場「厚木ワンダーヒルズ シャインアベニュー」が日本住宅建設産業協会から戸建分譲住宅部門で「優良事業賞」の表彰を受けたことです。4つの明確なコンセプトによるゾーン分けを行った上で、街路・外構計画は全体との調和に配慮したプランで、早期に完売したことから表彰されました。
「早期完売」というクライアント様に最もご満足いただける形で結果が出せたというのは大変嬉しいことです。ご要望も多く苦労も多かった案件ですが、設計・施工と三位一体となって協力し良い商品に仕上げることができました。完成時は多棟現場ならではの圧倒的なスケールを感じ、感無量でしたね。
仕事をする上で大切にしていること
工期や約束を守って「真面目」に取り組む。基本的なことですが営業としての心構えとして最も大切なことだと思います。
あとは、膨大な業務量をこなすための「切り替えの早さ」ですかね。