低廉かつ良質な住宅をより多くのお客様に
「熱意」と「誠実さ」を持ってお届けしたい
埼玉東ブロック長 兼 越谷支店長大沼 豪一
※所属部署等に関しては取材時のものになり、現在の所属と異なる場合がございます。
INTERVIEW
現在のミッション
土地仕入れ、商品企画、販売に関連する支店業務全般を管理し、低廉かつ良質な住宅をより多くのお客様にお届けすること。それが私の1番のミッションです。
さらに、管理職として、スタッフのモチベーションをあげて最大限のパフォーマンスを引き出すこと。若手と中堅、ポジティブな性格とネガティブな性格、スタッフの個性はさまざまです。それぞれ対応を変える必要はありますが、共通して大事にしているのは、意識して「ほめる」ようにすること。ついつい忘れがちになってしまいますが、心がけています。それでも注意7割で3割ほめてあげれば良い方になってしまうのですが。(笑)
ブロック長としては、該当する4支店の数字的な管理はもちろん、営業所内のコミュニケーションの問題で悩んでいる所長のフォローをすることに重点をおいています。また、店舗間で人の配置を見直すような場合、音頭を取る人がいないと公正でなくなりますので、そういう部分での役割を担っている感じでしょうか。
東栄住宅の好きなところ
『低廉かつ良質な住宅をより多くの消費者に供給する事』当社の企業理念の1つです。多くのお客様に商品を提供するため、コストパフォーマンスにこだわりながらも、1つ1つの現場毎に区画割・間取り・スペックの選定を行い、その環境・立地・地域特性・販売マーケット傾向にあった商品を企画ができる。これは、営業・設計・施工部門にフレキシブルに対応できる能力があってこそ。単なる建売分譲住宅ではなく「企画型」建売分譲住宅を提供できている、と言えるのではないでしょうか。
また、会社のバックアップ体制も充実しています。コンプライアンス研修を全社的に行うなど社員の倫理観を培うことや、宅建試験の講習会や先輩社員による仕入企画業務の研修の実施など社員教育にも力を入れています。不動産営業職は、法律、税金、ローン、建築、等々持っていなければいけない知識は多岐にわたります。
東栄住宅の好きなところ志を高く、貪欲に吸収しようとしている人に対して、それを応援していこうとする企業風土がありますね。
入社のきっかけ
不動産業界を志望したのは、もともと父親がゼネコンに勤めていたこともあって業界の話を聞く機会が多く、イメージがしやすかったこと。また、不動産業界の職に就くというのは、世界的にみると法律や国策などと関わりが強い事から、公的カラーが強く職業としてのステータスも高いのに対し、日本ではバブル時代の印象からかあまりイメージが良くないというところがありました。そんなイメージを払拭し、変えていこうという気概もありましたね。不動産業界を中心に就職活動を行い、平成9年に新卒で入社させて頂きました。
営業
入社後に配属された営業所は、一言でいうと「超体育会系」でしたね。(笑)
現在は、新卒で入社すると1か月間の研修があり、配属先でも先輩社員がマンツーマンでフォローするOJTの制度が整っていますが、まだそういった制度も確立する前でした。研修といえば、外部のマナー研修に1週間行ったくらいで、イチから仕事を教えてもらえるような状況ではなく、厳しい先輩方の仕事ぶりを「見て」覚えていった感じです。
しばらくは何をどうすれば正解なのかよくわからない手さぐりの状態でしたが、それでも営業ですから売り上げを出していかなくてはいけません。お客様からみれば新卒の若造です。「家」という高額商品を買うともなれば頼りなく思われて当然でしょう。できることは限られている中で、お客様の信頼を得るためにどうすればいいか考える必要がありました。
私の場合は、入居後の生活をイメージしていただけるよう「あのスーパーは水曜日に特売をやっている」等、詳細な地域情報を収集して提供したり、「詳しい資料が早く見たい」と問い合わせがあれば遠方でもすぐに直接お届けに伺ったり…手間や時間をかければスキルが無くてもできることでアピールしていきました。手法はもちろん人それぞれですが、スキルや経験が足りないのであればそれをどう補っていくか、自分で考えて行動しなければいけないのは今も昔も変わらないですね。
一通りの販売プロセスを自分でできるようになったと実感したのは3年目くらい。できることが増えていくというのは自信に繋がりますし、仕事も楽しくなっていきますね。
仕入・企画
入社して4年目に仕入れに異動になりました。仕入れの醍醐味は、土地を仕入れる「商談」の面白さと、顧客ニーズを分析し、仕入れた土地をどう区割りして建物を配置し、魅力的な商品にするかを考える「企画」の面白さです。
支店開設のタイミングもあって仕入業者さんをイチから開拓していく必要がありましたが、ここでも若さから半年くらいは相手にされませんでした。(笑)
外部の不動産業者さんとの付き合いは、物件の仲介販売をお願いしている「仲介業者」さんと「土地仕入業者」さんとありますが、大事にしているのは、お互いに利益を生み出せる「三方良し」の関係でいられるようにすること。独り勝ちする関係性は続きませんから。そこは今でも一番大事にしています。
企画に関しては、区割りや建物配置の「意図」…例えば、ここにスペースをつくることで日当たりを確保したい等を設計に伝えて形にしてもらい、事業計画の進捗を管理するのが「仕入れ」の仕事です。当社は、仕入れー設計ー施工ー販売ーアフターサービスまで行う「自社一貫体制」ですので、建設部のスタッフと具体的なプランの検討をする場面が多くあります。関係部署と情報を共有することで柔軟かつスピーディーな対応をお願いできる部分があるので、イントラ環境が充実しているのは助かっていますね。
営業課長を経て支店長へ
その後、営業課長を経て支店長になりました。ポストがたまたま空いて、タイミング的に仕入れも営業もできるのが自分しかいなかったというところがあったと思いますが、光栄なことに抜擢していただきました。
スタッフはほとんど年上、経験豊かで実績のある先輩たちを束ねていかなければならない… とにかく「人」で苦労しましたね。自らコミニュケーションを積極的に取っていくことで理解者が増えていき、受け入れてもらえる環境が徐々に出来ていった感じでしょうか。
大事にしているのは、スタッフに何か問題が発生したときに頼りにしてもらえる関係性でいること。一人でやれることには限界がありますからね。一緒に解決していく。そういう時にフォローしてこその管理職だと思っています。
今後の目標や夢
『夢無き者に理想なし、理想無き者に計画なし』。日々、いろんな事にチャレンジし、自身のスキルアップに邁進したいですね。当社は、65歳が定年なので、私の場合は残り27年しかありません。日にちで換算すると約9800日、時間で換算すると約23万5,000時間。その内3割を睡眠にあてると約15万6,000時間しか仕事に費やすことができません。
人生設計を描いて、『何歳までにこうなりたい。だから、今はこれをやる必要があるんだ!』と時間軸に合わせた目標を設定して過ごさないと案外「あっ」という間に時間は過ぎていきます。『人生はこれから…』と漠然と考えていると、きっと後悔する人生になります。計画して実行すれば成功すると信じています。
営業職を目指す方へ
シンプルに「熱意」と「誠実さ」。この2つさえあれば。
ただし「誠実」というのは、お客様に対して「YES」しか言わない、いい部分しか見せないことではありません。お客様のご要望通りにはいかない場合に、いい加減な返答をしないで納得していただけるように最善をつくすことが誠実さです。
また、自分自身に対しても誠実であってほしい。例えば何か問題があった時に言い訳をするというのは自分の弱さを認められないということで、それでは向上心につながらないんです。
さらに、自分を鼓舞して目標に向かっていける「熱意」のある人であれば、きっと大丈夫です。