森と人、互いに育みあう関係を
いつまでも続けていくために、
私たちは森づくりに取り組んでいます。
木造住宅を提供する企業として、
苗から木に成長していく過程を実感してもらい、
資材を大切に扱うことのできる
人材を育成しています。
花粉を多く飛散する人工林を伐採し、
花粉の少ないスギなどに植え替えることで、
花粉症の原因となる花粉を減らし、
森の循環を促進させます。
『企業の森』事業とは、企業(団体)の協賛により「花粉の少ない森づくり」を進めていく事業です。
(公財)東京都農林水産振興財団と東京都は、「花粉の少ない森づくり運動」の一環として、協賛企業・団体に森林整備費用の協力を得、「企業の森」を実施しています。対象となる森林の所有者、企業(団体)、(公財)東京都農林水産振興財団の三者で10年間の森林管理に関する協定を締結します。その間、企業(団体)は森に名前をつけ社会貢献活動や、研修の場として利用することができます。
※花粉の少ない森づくり運動:スギやヒノキ等の人工林を伐採し、花粉の少ないスギ等を植栽することにより樹種更新を図り、発生するスギ花粉量の削減を目指します。(公財)東京都農林水産振興財団では、東京の林業を再生し、森林の伐採・育成が自立的に進むよう、生産型森林の対策を推進しています。
活動内では共同作業を通じて
部署間の隔たりなく交流を深めることができ、
企業の森はコミュニケーションの場としても
貴重な機会となっています。
健康な森を保つためには
手入れが不可欠。
木が込み合うと地面に光が届かなくなり、
草が生えず、土がやせて土砂崩れや
洪水が起きやすくなります。
そのため、大きくなった木は伐採して使い、
伐採したあとには
苗を植えて育てることを繰り返す
「森の循環」が大切です。
私たち東栄住宅は、
この持続可能な森づくりを通じて、
環境保護活動に貢献しています。
東栄住宅は2010年からCSR活動の一環として、
東京都と公益財団法人東京都農林水産振興財団が推進している『企業の森』事業に木造住宅供給事業者として初の参画。
あきる野、青梅、青梅富岡の3か所の森で、花粉の少ない森づくり活動を行ってきました。
現在は青梅、青梅富岡の2か所の森で、植樹や下刈りなどの活動を行っております。
※あきる野の森は2020年に10年間の協定期間を満了しております。
自然の中で木々に触れる作業は、心とカラダをリフレッシュできる貴重な体験。また、作業後に行われる交流会は、
支店や部門を越えたコミュニケーションの場となっています。
社員一同楽しみながら取り組めるこの活動は、2010年から続いており、これまでに延べ1000人以上の社員が参加しています。
苗は一日で植えることができますが、立派な木になるまで何十年という時間がかかります。木材を扱う企業としてその過程を知ることは、とても意義のあることだと思いました。
管理本部
参加した活動では、周りの枝を切り落とし、木を真っすぐ上に育てるための「枝打ち」を行いました。一本一本手作業で行うので、育てる労力と資材の尊さを深く理解できます。
技能職
広大な森から見れば、私たちの活動は微力なものですが、それでも森の多様性はどんどん広がっていくというお話を聞き、SDGsは私たちの小さな心がけや行動から貢献できるのだと感じました。
戸建事業本部
建築では当たり前に使用されている木材ですが、誰かが育てていかなければ、いずれなくなってしまう資材。活動を通じて、今も変わらず木材が供給されるありがたみを改めて実感しました。
事業開発本部
企業の森では苗を植えるほか、草刈りや丸太切りなども行います。ただ植えて成長を待つのではなく、木が育つための環境をつくることで、森全体を守ることにつながっているのだと学びました。
生産本部
成長した木は当然見たことがありますが、木として育つ前の苗や土の状態を見るのは初めてでした。自らの手で土を掘って植樹するのも、この活動ならではのとても貴重な経験だと思います。
東栄ホームサービス
東京都の森づくり貢献認証制度に基づき、当社の企業の森がのCO2を吸収する能力が
あるということが認定され、東京都から認定証を授与されました。
東栄住宅は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
東栄住宅の企業の森活動は、以上の5つの持続可能な開発目標に対して貢献しています。